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いい匂いのはずなのに・・・においで体調不良が起こる「香料アレルギー」について

投稿日: 2023年04月27日

においNG

芳香剤や柔軟剤、お菓子など香料のにおいがダメ!という人が多いことをご存知ですか。これから暑くなって汗をかくようになると、体臭を隠すために香水や制汗スプレーなどを使う人も増えてきますが、そうしたものの香りが周りの人の健康を害してしまっている可能性があります。そこで今回は、匂いによる体調不良について解説します。
 

「香料アレルギー」とは

特定のにおいを吸うことで息苦しさやめまいなどの症状が起こって体調が悪くなることを「香料アレルギー」と言います。においに含まれる成分中の化学物質へのアレルギー反応だと考えられています。「匂いアレルギー」「臭いアレルギー」とも呼ばれています。たとえば、「柔軟剤の匂いが耐えられない」「香水がキツい」「化粧品やシャンプーなどに含まれる香料がダメ」「タバコのにおいが我慢できない」などがよく聞かれます。「香害」というコトバさえあります。また、夏の時季には「香害110番」と称した電話相談も開設されています。従来からの「生乾き」「汗臭さ」「体臭」のような臭さばかりでなく、「いい匂い」が迷惑や体調不良の原因になってしまうということです。
 

「香料アレルギー」の原因になる物質

香料アレルギーは香料に含まれている化学成分がアレルゲンとなるアレルギー反応ですが、このように、化学物質がアレルゲンとなり、アレルギー反応を引き起こすことを専門的には「化学物質過敏症:Chemical Sensitivity 」と呼んでいます。日本では2009年から厚生労働省の病名リストに登録されています。化学的過敏症の原因となるアレルゲンには次のようなものがあります。
 
・香水やシャンプー、柔軟剤、化粧品などの合成香料
・タバコの副流煙の化学物質
・塗料などに含まれる揮発性がある有機化合物
・排気ガス
・殺虫剤や除草剤
・シンナー
・大気汚染
 

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化学物質過敏症の症状

化学物質過敏症になると次のような症状が発症します。
 

吸い込みによるもの

・咳
・のどや鼻の症状
・息苦しさなど気管支の症状
・動悸
・めまい
・吐き気
・手足の冷えやしびれ
・頭痛
・睡眠障害
・うつ
・目がちかちかする
 

接触によるもの

・皮膚の発疹
・皮膚のかゆみや腫れ
・アトピー性皮膚炎
 
こうした症状は、自律神経失調症や心身症、あるいは更年期障害などとの区別が難しいとする専門医もいます。
 
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社Mocosuku社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン

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