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その飲みかけのペットボトル、本当に大丈夫?開封したペットボトルの期限について

投稿日: 2022年08月22日

水分補給にペットボトルを持ち歩くことが多い夏場。中には開封してすぐに飲み切れないという人もいるでしょうが、実際のところどれくらいの期間もち歩いても大丈夫なのでしょうか?
 

開封したペットボトルの中で進む細菌の繁殖

加工食品の安全を確かめる方法は賞味期限を見ることです。賞味期限は「定められた方法により保存した場合」の期限を意味します。ペットボトルの場合、開封するとその条件は満たされなくなるため、賞味期限による安全性は保証されません。なぜなら、水や飲料に含まれるさまざまな原材料は、空気に触れると劣化が進むからです。
また、唾液が入ると、口の中の細菌がペットボトル内に侵入し、増殖してしまいます。これは、直接口をつけた場合に限らず、ストローで飲んだ場合も同様です。多くの細菌にとって繁殖に適した温度帯は10~45℃です。とくに、ヒトの体温程度の30~37℃が最も繁殖が盛んになります。常温はこの温度帯に入りますし、夏場の日なたや車内の温度は30℃を超えるため、繁殖はさらに盛んになります。ですから、できるだけ冷蔵庫や直射日光の当たらない場所で保管したほうが安心です。
ただし、たとえ冷蔵庫に入れていても劣化は進みます。劣化が進むと、変色したり異臭がしたり沈殿物が出たりと、比較的わかりやすい変化が起こることもありますが、細菌の繁殖などは、身体に悪影響を及ぼすこともあるのに、見た目やニオイといったわかりやすい変化がありません。ですから、開封すると劣化が進む可能性があるペットボトル飲料は、本来、品質に十分に気をつける必要のあるものなのです。
 

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「なるべく早く」ってどのくらい?

製品の表示には「開封後は必ず冷蔵庫に保管し、なるべくお早めにお飲みください。」と記載してあります。「なるべく早め」とはどのくらいでしょうか。
 
口をつけて飲む場合
手持ちサイズの場合は、たいてい口をつけて飲みます。唾液から細菌が入るため、当日のうちに飲み切りましょう。できるだけ冷蔵庫や日の当らない涼しい場所で保管します。
 
取り分けて飲む場合
大きいサイズのペットボトルなど直接口をつけずに取り分ける場合は、2~3日以内に飲み切りましょう。必ずふたを閉めて冷蔵庫で保管します。原材料の劣化は食品や条件によって異なるため、いちがいに時間を決めることはできませんが、ほとんどのメーカーでは2~3日を目安として注意喚起をしています。
 
健康な身体を維持するために、1日に1.2~1.5Lの飲料を補給することが必要です。適切な水分補給のためにも、ペットボトル飲料は、その日のうちに飲みきるということを心がけてみてはいかがでしょうか。
 
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら ゆうな)
保健師・看護師。株式会社Mocosuku社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当

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