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片方だけ鼻がつまったように感じるのはなぜ?

投稿日: 2023年03月16日

悪化すると、QOL(生活の質)にも影響する鼻づまり。風邪やアレルギーで鼻づまりの症状が出たときに、片方の鼻だけつまっているように感じて、「何か病気かも」と心配になった経験のある人がいるかもしれません。でも、これは生理現象の一つで、基本的にはそこまで心配する必要はありません。そこで今回は、片方だけ鼻がつまるしくみについてご説明します。
 

「ネイザルサイクル」について

片方だけ鼻がつまることは、「ネイザルサイクル(交代性鼻閉)」といって、自律神経の働きによる生理現象です。ヒトの鼻の中には、温度や湿度を調整する役割を担う鼻粘膜があり、一定の周期で膨張と収縮を繰り返しています。このとき、鼻粘膜が膨張すると鼻の通りが悪くなり、反対に、収縮すると通りが良くなります。ですから、片方だけ鼻がつまっているように感じても、時間が経つと鼻の通りが改善されているのであれば、それはネイザルサイクルによるもの、といえるでしょう。
ネイザルサイクルが行われる理由について、はっきりとしたことはわかっていませんが、鼻粘膜の修復や免疫強化のために行われているのではないか、と考えられています。
 

「ネイザルサイクル」と就寝中の鼻づまり対策

ネイザルサイクルは、通常はおよそ8時間周期で行われていますが、風邪やアレルギーによって、鼻水の量が増えたりすると、その周期が短くなったり、いつも以上に片方の鼻だけつまっている、という感覚が強くなります。これは、風邪やアレルギーなどの時には、外敵の侵入を防ぐために、鼻粘膜が通常よりも大きく膨張するためです。でも、こうしたネイザルサイクルの乱れは、風邪やアレルギーの症状が落ち着けば、自然に元に戻るため、そこまで心配する必要はありません。
ただし、鼻づまりがひどくて、寝付けない日々が続くようなときには、病院を受診したほうがよいでしょう。ちなみに、応急処置的な対策にはなりますが、寝る際の姿勢を工夫してみるのも、方法の一つです。横向きになり、鼻がつまっているほうが上にくるように寝てみましょう。逆に、鼻がつまっているほうを下にすると、粘膜が膨張したほうの鼻の穴が重力で押されて、さらに鼻の通りが悪くなり、息苦しくなってしまいます。
 

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耳鼻科受診が必要なケース

お伝えしたとおり、ネイザルサイクルは生理現象であり、基本的には心配いりませんが、鼻づまりの症状が長く続く場合は、やはり耳鼻科を受診したほうがよいでしょう。たとえば、同じ鼻づまりでも、ネバネバとした黄色や緑色の鼻水が長く続いている場合は、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の可能性がありますし、ポリープ(鼻たけ)ができていたり、鼻の構造上の問題で、鼻づまりが起こっていることも考えられるからです。お伝えしたように、鼻づまりはQOLにも影響し、悪化すると、睡眠不足や集中力低下の原因にもなりますから、つらいときには我慢せず耳鼻科を受診しましょう。
 
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら ゆうな)
保健師・看護師。株式会社Mocosuku社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当

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