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無意識の癖が顎関節症の原因に!?TCHについて

投稿日: 2024年04月03日

TCH

口を閉じていると、上の歯と下の歯はくっついていると思っている人は多いようですが、反対に、上下の歯はどこも接触していないのが自然で健康な状態です。ところが、2000年に専門医が行った調査の結果から、顎関節症の患者さんのおよそ半数が、食事や会話以外の時間に、上下の歯がずっと接触していることがわかりました。こうした、無意識に歯を接触させるクセは「TCH:tooth contacting habit(上下歯列接触癖) 」と呼ばれています。今回はこのTCHについて説明します。
 

TCHの影響

通常、食事や会話で歯が触れるのは一日におおよそ20分以内です。それがTCHになると、上下の歯がずっと接触し続けてしまいます。食いしばりなどとは違い、接触する力は弱いのですが、それでも口を閉じる筋肉が活動状態になるため、ひいては、歯や口の筋肉や関節を押さえつけてしまって、顎関節症や歯周病、口のトラブルをはじめ、肩こりや頭痛、全身の不調にもつながりかねないと言われています。
 

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現代人は気をつけたいTCH

TCHをもつ人には、まじめで頑張り屋、完璧主義者が多いそうです。また、IT化が進む現代社会も、時間に追われてパソコン作業に集中して、休息も取らないでいるうちに、精神的ストレスが昂じて、思わず口元に力が入ってしまっている状態になりやすいと言われます。あるいは、家事やスマートフォンの使用などの折にも、TCHは起こりやすいとされています。特に下を向いて作業することの多いパソコンやスマホは自然と上下の歯がくっついた状態になりやすく、それが習慣
化するとTCHの原因になることがあります。また、ストレスや緊張状態が続くことも関係しています。
 
TCHが長年にわたると、顎関節症、歯並びの乱れ、詰め物が取れる、義歯やブリッジを入れたら傷むといった歯のトラブルも多くなります。また、TCHでいちばん大きな力がかかるのは奥歯です。ですから、TCHで奥歯を失う確率が上がり、80歳で28本のすべての歯をもつ8020運動を成功させる確率が下がるとのこと。それでも、専門医は「TCHから抜け出せなかった人はいない!」とも言っていますので、思い当たる人は、口元のリラックスということを心がけてみませんか。
 
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社Mocosuku社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン

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