和歌山県の看護師求人/病院・施設情報

和歌山県は、近畿地方の南、紀伊半島の南西部に位置し、北は大阪府、東は奈良と三重の両県、南は熊野灘に接し、西は紀伊水道を挟んで徳島県と相対しています。南北の距離が長い和歌山県は、地域によってかなり気候は異なります。非常に降水量の多い地域もありますが、総じて日照時間は長く、夏は比較的涼しく冬は暖かい傾向が見られ、県庁所在地は和歌山市です。

和歌山といえば「みかん」を挙げる人が多いのではないでしょうか。そのイメージのとおり、和歌山県はみかんの生産量日本一で、400年の歴史を誇る有田みかんだけでも、全国シェアの9％を占めています。温暖な気候と太陽の光をたくさん浴びて育ったみかんは、瑞々しく甘くなるそうです。
また、魅力的な観光名所も数多く、世界遺産に登録されている「熊野古道」、教科書にも登場する真言宗の総本山「高野山金剛峯寺」、徳川御三家の居城として知られる「和歌山城」、現存する最古の寺「道成寺（どうじょうじ）」など、歴史を感じる日本らしい趣のスポットが満載です。さらに、景勝地として名高い南紀白浜にある「白浜アドベンチャーワールド」は、動物園と水族館、遊園地が揃ったファミリーに大人気のテーマパークです。その他、個性的な温泉も豊富で、老若男女問わずみんなが楽しめる和歌山県です。

和歌山県の医療面では、県民に対する医療機関の数は充足しており、全国でもトップクラスです。このことは、受診する側はもちろん、働く側にとってのメリットも大きく、仕事探しには幅ができますし、労働の負担の軽減にもつながります。医療機関は、人口の多い和歌山市に集中しています。求職活動は、高度医療に携わりたい場合を含め、和歌山市の医療機関が中心になるでしょう。

和歌山県の看護師のデータによると、平均月収約33万8千円（参考値）、平均年齢36.6歳、平均勤続年数7.4年となっています。女性だけでみると、平均月収33万円（参考値）、平均年齢39.4年、平均勤続年数は7.9年でした。全国平均と比較した場合、平均月収はほぼ同水準、平均年齢は若いものの、離職率が際立って高い県ではありません。

和歌山県では、看護師離職防止、看護師不足対策の取り組みとして、「和歌山県医療勤務環境改善支援センター」を開設しています。院内保育の整備、子育て中・介護中の人の残業免除、勤務シフトの工夫、短時間正職員の導入などを推進し、個々の医療機関のニーズに合わせて支援しています。

女性の職業生活は、ライフイベントに左右されやすいものです。しかし、看護師として長く働き続きたいと考えている方は、たとえば子育てをきっかけに仕事をあきらめないでいただきたいのです。長いスパンでみると子育て期間は少しの間ですし、現在、看護師の働きやすさ改善を目指して、行政でさまざまな取り組みが行われるようになってきています。自治体のサポートや医療機関の福利厚生、施設などを利用して働き続けることをお勧めします。また、潜在看護師の復職も支援していますので、ブランク明けの復職が心配な方は、セミナーや講習会を活用するとよいでしょう。医療体制が整い、自然豊かな和歌山県で、少し立ち止まって今後のライフプランを立ててみてはいかがでしょうか。