この春引越しをする人必見!挨拶まわりのマナーについて
投稿日: 2024年03月26日
この春、引越しをする人もいることでしょう。引越しの際にはやるべきことがたくさんありますが、その一つがご近所へのご挨拶です。必ずしなければならないものではありませんが、何かあった時にお互いに助け合えたら、やはり安心ですよね。そこで今回は引越しの挨拶をするときのマナーについてご紹介します。
引越しの挨拶、基本のマナー
引越しの挨拶は、引っ越し作業が一通り終わったらその日のうちに行うことが望ましいとされています。相手のお宅が夕食や入浴時だったりしないよう、18時までに挨拶に行くといいでしょう。もしタイミングを逸したら翌日、朝の慌ただしい時間が終わった10時以降に訪ねましょう。
次に、誰に挨拶するかは、昔から「向こう三軒両隣」などと言われています。戸建てだと自宅の両隣と、向かいの三軒、裏の家と接していたら、裏の三軒にも挨拶するといいとされています。マンションやアパートだったら上下と両隣の部屋に挨拶するといいですね。そして、借家だったらまずは大家さん、マンションなどは管理人さん、さらには、自治会長に最初に挨拶しておきましょう。中には、大家さんや管理人さん、自治会長さんが同行してくれる地域もあります。
三番目に挨拶の内容ですが、長々とはしないで短い時間で済ませましょう。自宅の位置、引っ越しでの騒音のお詫び、簡単に家族構成、今後のおつき合いをお願いするといったことが、おもな内容となります。相手がいろいろと聞いてきたら、差支えない程度に応答しましょう。
訪問時に不在だったら?
挨拶に行ったけれど先方が不在だった場合は日を改めますが、それでも、会えない場合もあります。そんな時は挨拶状をポストなどに入れておくといいでしょう。また、挨拶に伺うときは、引っ越し作業で汚れた服装は着替えて、身だしなみを整えていきましょう。さらに、くたびれているでしょうが、笑顔で接することに務めてみましょう。
引越しの挨拶は手土産は必要?
挨拶に行くときに手土産は持参した方がいいでしょうか。この辺は大家さんや自治会長さんに聞いてみて決めるといいでしょう。一般的には手土産を持参することが常識にはなっています。ただし、高価なものは必要ありません。500~1000円程度で、タオル・洗剤・お菓子など後に残らないものがいいといわれています。もちろん、引っ越し前に住んでいた地域の名産品などは喜ばれるでしょう。大家さんや自治会長には少々高いものを選ぶという考えもあります。もし、手土産にのし紙をつけるなら、「紅白の蝶結びの水引」を選び、表書きに「ご挨拶」と書き、蝶結びの下に自分の名字を書いておきます。
以上の一通りをきちんと把握し挨拶をしましょう。引越し後の日常生活が快適に送れることを願っています。
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社Mocosuku社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン