看護師の仕事:大学病院・公立病院のお仕事
投稿日: 2018年09月03日
最終更新日: 2023年11月27日
カンゴワークスでは大学病衣や公的(国立・公立)病院への転職を希望される看護師、助産師、保健師向けに無料で条件にあった求人をご紹介いたします。
このページの目次
大学病院・公立病院の看護師求人・転職について
大学病院と公立病院は東京・千葉・神奈川・埼玉で60ヶ所以上あります。
ただ、大学病院は新卒での大量採用が中心となり、関連の看護系大学や看護学校から毎年定期的に採用活動を行っています。
経験者の中途作用は、年に数回、夏季や冬季募集という形で募集を出すケースが多くなります。
しかしながら、採用人数は新卒と比べてかなり少なく、また「転職回数が多い」「派遣としての就労期間が長い」「臨床から離れすぎている」などの経歴は歓迎されないため、採用までのハードルはとても高いと言わざるを得ません。
就労条件だけを重視したような志望動機や、面接対応をしてしまうすると不合格とされる場合が少なくありません。
「何となく転職したい」「給料が高いから」などの動機で大学病院への転職をお考えの方は、もう一度考え直す必要があります。
また一般病院に比べ、履歴書だけでなく、職務経歴書や卒業証明書など用意する書類も多く、面接選考に加え、小論文や一般常識テストが課されるケースが多いことから、しっかり準備をして選考に臨む必要があります。
大学病院の採用スケジュール
大学病院や公立病院は民間病院と異なり、採用スケジュールや予算が年間で決められていることから、随時募集というケースは少なくなります。
新卒は一律4月入職となります。
一方、経験者の場合は4月以外に夏季、春季などがあり、その時期に不足している部署や人数を割り出し、人員の最適化を図るために採用を行います。
そのため、応募期間を逃すと翌年度まで待機…という状況にもなりかねません。
ですから、募集を開始する時期をきちんと事前に確認しておきましょう。
そして、募集が出た際に迅速に応募まで行えるよう、常に最新の募集状況を把握しておきましょう。
あるいはカンゴワークスに、事前に希望条件を伝えて頂ければ、希望する病院で募集が開始されたタイミングでご連絡を差し上げ、応募タイミングを逃さず選考の手配を行います。
また病院のホームページだけでは分からない実情(残業時間の実態や配属先の調整など)や、一般応募では叶えられない条件交渉もカンゴワークスにお任せください。
私たちがあなたの代わりにベストな交渉を行います。
大学病院で働くこと・採用基準について
大学病院はもともと「看護師育成」という観点から学校法人としての税制優遇されている組織です。
ですから、看護師教育に対する考え方は一般病院よりも積極的で、教育制度やキャリアップ支援が充実していると言えます。
しかしながら、近年の看護師不足や新卒の早期離職率の上昇が原因で病院組織にも余裕が少なくなり、中途(経験者)採用者に対しては、教育を施すというよりは、「即戦力として活躍できる看護師」に絞って採用するケースが増加しています。
大学病院は民間病院と違う位置づけ(学校法人が運営)ですから、民間では担えない部門(3次救急指定など)があり、特殊な経験を積むことができます。
とは言え、同時にナースの教育機関としての役割も担っていますので、委員会活動・研修会への参加も必須となり、通常業務以外の負担が大きいのも特徴です。
残業時間も民間病院と比較しても格段に多いです。
「多忙な環境で自己成長をしたい」と考える看護師さんには最適な就労環境だと言えますが、成長意欲があまり高くない看護師さんには厳しい現実があるということ確かだと言えます。
大学病院では配属先希望は通るのか?
私たちカンゴワークスへご登録頂き、大学病院や公立病院を希望される看護師さんから頂く要望として「○○科にいきたい」「病棟は嫌だから外来のみ」「救急救命をやりたい」などがあります。
民間病院の場合は、欠員補充として各部門で募集を行うため、該当する募集枠があれば配属先希望が叶うケースが多くなります。
しかし大学病院や公立病院の場合、民間と比べ規模が大きく、個人重視というよりは組織重視の体制です。
もちろん配属先の希望申請は受け付けられますが、ジョブローテーションと本人の適正を掛け合わせて判断されるため「この部署に配属して欲しい」という要望は通りにくい傾向にあります。
それに、欠員が生じた部門へ急遽異動となることもあり、また関連の付属病院への異動も考えられます。
大学病院の福利厚生
大学病院の福利厚生を考えた場合、生活面での保証はとても充実していると言えますが、教育機関の特色が強いこともあり、託児所や保育所の用意はほぼありません。
これは最先端の医療を提供するために、ハンデナース(結婚や出産により一時離職したナース)より、仕事を優先できる単身者(特に新卒者)を重視した採用基準が影響しているものと思われます。
その代わり、遠方から引越しを伴う転職者に対する単身寮は、ほぼ100%の大学病院が保有しています。
大学病院・公立病院の給料水準について
大学病院や公立病院の給料や年収水準は、勤続年数が長くなればなるほど高くなる傾向があります。
民間病院に比べて生涯年収は高く推移していますが、基本給水準は低く抑えられている事から、残業代や夜勤の加算割合が給与総額を引き上げていると言えます。
多少の忙しさは気にせず、残業や夜勤をバリバリして稼ぎたい看護師さんには高額給与が期待できると言えるでしょう。